破産廃止というのは、破産宣告後に配当または強制和議の成立によることなく、裁判所の決定で破産手続きを終了させることをいいます。

破産廃止には、次のものがあります。

■財団不足による場合
⇒　破産宣告時か破産宣告後かによって、同時廃止と異時廃止に分けられます。

■総債権者の同意による場合

破産・免責というのは、破産配当によって弁済された残りの債務について、破産者が責任を免れることをいいます。

従来、特に同時廃止の場合は、その決定確定後も1か月以内であれば免責の申立てができるので、破産・免責は、多重債務を抱えた個人債務者のための唯一の手段となっていました。

民事再生法の施行によって、個人債務者は、次の4つの内から最も適した手続きを選択することができるようになりました。

■破産・免責
■通常の再生手続
■小規模個人再生
■給与所得者等再生

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