期限の利益とは?
期限というのは、法律行為の発生、消滅または債務履行の時期のことをいいます。
そして、期限の利益というのは、当事者はこの時期の到来までは権利を失わないとか、自分の債務を履行しなくてよいとかの利益のことをいいます。
期限の利益は誰が有しているの?
期限の利益を誰が持っているのかについては議論のあるところですが、民法では、期限の利益は債務者のために定められたものと推定しています。
そして、債務者は、無利息の債務などの場合には、期限前にその利益を放棄して弁済することができるとし、また、債務者が破産したり、債務者に差し入れた担保を毀滅したりしたときには、期限の利益を喪失すると規定しています。
割賦金の支払いは?
割賦金の支払いについては、2回以上怠ったときには、期限の利益を失うと約定することが多いです。 |